カテゴリ:授業の様子
11月1日(金)
6年生算数の授業から
ふと立ち寄った6年生の授業に引き寄せられました。今日の問題は、「道路を舗装するのに、Aの機械では15日、Bでは10日かかる。同時に使うと何日かかるか?」というものです。子供たちにとっては、なかなか難しいようです。
そこで、仮に道路の長さが30mだとして、具体的に考えると、Aは一日に2m、Bは3m進むことは分かります。「同時に使うと」というところに戸惑う子もいますが、一日に5m、よって6日間かかることが分かります。この問題では、道路の長さは決まっていないので、「1と考えるとどうなるか?」となるとほぼ全員が止まります。でも、少しずつ考え方のヒントを出すと「あっ」と言ってひらめく子がいます。このひらめきや「分かった!」という喜びを大切にしたいです。
一方まだ腑に落ちない子がたくさんいます。そこで、算数少人数授業なので、隣の教室をのぞくと、もう一つ「道路が60mだったら」と考えていました。すると、30mでも60mでも6日かかることになります。また、子供たちは「なんで?」となりますが、この驚きや疑問も大切なものです。
分かる喜びを体験させながら、すべての子が理解ができるようにするのは難しいですが、実現できるように、教員も協力しながら実践を重ねていきます。